最近、流行な高層マンションなど、大規模な物件では世帯数が多いので、当然、人気のあるタイプとそうでないタイプが発生してしまい、希望住戸にばらつきが出てきます。期分けがないと、販売会社としては“すべての住戸”を一度に満遍なく客付け(販売)しなければならなくなり、営業マンなどの人員的な負担が大きくなってしまいます。1人の営業マンが過剰な顧客数を担当すると、必ずといっていいほど、トラブルやクレームになり、販売サイドのみならずユーザーにとっても不利益になるのです。
販売サイドでは「売りやすい住戸」と「売りにくい住戸」を把握していますので、期分けする時も偏りがないようにし、売れ残りを少しでも出さないように努めます。
ユーザーにとっては、抽選などで残念ながら落選してしまったとしても、「第二期」販売や「第三期」販売があれば同条件のタイプに再度、申し込むことが出来ますので、それだけチャンスが増えることにもなります。
■ 広告宣伝上のねらい
“広告”という観点からも大事なポイントがありまして、それは、『新規発売』という言葉が期分けの度に広告に掲載できる点なのです。全住戸を一度に販売し、もし、完売できなかった場合、未契約住戸を再度販売する時には“売れ残り住戸”ということで広告しなければなりません。(当然、広告に売れ残りなどという表示はしませんが・・・)
期分けをすれば、そのたびに『第二期 新規発売』などと広告できるのです。ユーザーにしても、新規発売なら「見に行ってみようか」という気になりますよね。