「マンションは管理を買え」とよく言われます。築20年以上の中古マンションでも管理がしっかりしていると新築マンションと変わらないくらい「きれい」になっています。
■管理が行き届いている というのは具体的には?
外観やエントランス、ゴミ置き場、自転車置き場、駐車場、廊下などの共用部分がきれいに掃除されていて、使いやすかったり、事故などの危険性が少ない。
管理人がいて、第三者の立ち入りを監視したり、来客の対応をしたり、また、区分所有者(=入居者)と管理会社との連絡係りを務める。
エレベーターのメンテナンスや給排水・電気・ガスなどのライフラインの整備が行き届いている。また、定期的に点検が行われている。
トラブルが発生した場合に、いつでも早急に対応してくれる。
長期修繕計画が作成されており、その計画にもとづき運営されている。
などが思い浮かびますが、これは表面的なことで、他にもこういった事が管理されていなければなりません。
■マンションの管理費の口座名義に要注意!
とあるAマンションでは管理費や修繕積立金の預金口座名義が「Aマンション管理組合代行B管理会社」となっていた為に、B管理会社の財産と見なされ、B管理会社が倒産した際に、銀行への借金の担保として戻らなくなってしまった という事件がありました。マンションの居住者で組織するA管理組合が訴訟を起こしましたが、A管理組合の運営実態はB管理会社まかせ と判断されたために、地方裁判所の判決では『預金の処分権限はB管理会社にあり、銀行への担保差し入れには問題がない』という結果が出ました。
平成11年に東京高等裁判所の判決でようやく覆すことができましたが、コツコツと貯めてきた修繕積立金は『管理会社のものではなく、マンション居住者で組織する管理組合のもの』で、銀行の担保の対象にはならない、という当たり前のことが認められるまでに多くの時間がかかってしまいました。
この事件が物語るように、管理会社との管理委託契約が“きちんと”結ばれていることも、管理が行き届いている と言える条件なのです。
こういった項目も確認してみましょう。