長引く不景気のせいか、近頃はパソコンや英語、さらには公務員や税理士など、資格を取ることがブームになっています。「就職に有利になるように」「給料アップのため」「将来の独立を考えて」など、様々な受験動機で勉学に励んでいることでしょう。とても感心させられますが、資格取得にあたって合格は「目的」ではないはずです。
たとえば、資格マニアの人にとってはライセンスを保持していることが重要なだけに、資格取得を目的としても問題ないでしょう。ところが、その他の方は前段で例を挙げたように、就職や給与アップ、あるいは独立が「目的」であって、合格そのものは「手段」でしかないはずです。資格取得は“通過点”にしか過ぎず、手にした資格をどのように活用するかが重要なのです。合格は「目標」ではあっても「目的」ではありません。
こうした考え方は、マイホーム購入にも当てはまります。「住宅取得は男子一生の仕事」などと言われることがありますが、家を手にすることを目的にしてしまったら、目的が達成された段階ですべてが終わってしまいます。「広い部屋が欲しい」「家賃がもったいない」「老後の住まいの確保」など、購入動機はそれぞれでしょうが、究極の目的は『ご本人および家族のしあわせ』のためでなければ何の意味もありません。
マンションにしろ一戸建てにしろ、住宅そのものは生活の基盤でしかなく、屋根と壁に囲まれた空間の中で、いかに“夢”のある生活が送れるかがポイントです。理想の豪邸を手にしても、毎日夫婦のケンカが絶えないようでは困ってしまいます。新居への引越しは“スタートライン(出発点)”であり
『
手にしたマイホームでしあわせな生活を送る 』
ことが最大の目的であることを理解しましょう。