不動産に関連する各種の経済指標
《主要国のGDP成長率》
6月8日、日本の2022年1~3月期GDP(改定値)が発表され、前期比マイナス0.5%(年率換算)となりました。5月に発表された速報値(マイナス1.0%)から上方修正されました。個人消費が改善しました。
日本・アメリカ・中国のGDP成長率の推移
対象期間 | 日 本 | 米 国 | 中 国 |
---|---|---|---|
2022年1月~3月 | -0.5% | -1.5%(改定値) | +4.8% |
2021年10月~12月 | +4.6% | +6.9% | +4.0% |
2021年7月~9月 | -3.6% | +2.3% | +4.9% |
2021年4月~6月 | +1.9% | +6.7% | +7.9% |
2021年1月~3月 | -3.9% | +6.4% | +18.3% |
2020年10月~12月 | +11.7% | +4.3% | +6.5% |
2020年7月~9月 | +22.9% | +33.4% | +4.9% |
2020年4月~6月 | -28.1% | -31.4% | +3.2% |
2020年1月~3月 | -2.2% | -5.0% | -6.8% |
2019年10月~12月 | -7.1% | +2.1% | +6.0% |
※日本のGDPは「改定値」、アメリカのGDPは「確報値」を掲載しています。どちらも「年率換算」した数値です。
《長期プライムレート》
6月の長期プライムレートは1.20%となり、前月から0.1%引き上げられました。
他方、短期プライムレートは変更なく、1.475%で据え置かれました (みずほ銀行)
《都心のオフィス空室率》
6月9日に三鬼商事から発表された5月時点の都心5区の平均空室率は6.37%となり、前月から0.01%下落(改善)しました。平均空室率は前月同様、ほぼ横ばいで推移しました。
その一方、同月の平均賃料(20,319円)は悪化傾向が続いており、ついに22カ月連続での下落となりました。
※データの詳細や過去の推移は、こちらで確認できます (三鬼商事)
「前月」および「前年同月」との比較
区 分 | 5月分 | 前月(変動幅) | 前年同月(変動幅) |
---|---|---|---|
平均空室率 | 6.37% | 6.38%(0.01ptの下落) | 5.90%(0.47ptの上昇) |
平均賃料 | 20,319円 | 20,328円(9円の下落) | 21,249円(930円の下落) |
※都心5区:千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区
《アメリカの雇用統計》
6月3日に公表されたアメリカの5月の失業率は3.6%でした。3.6%は3月・4月・5月と3カ月連続です。2020年2月の3.5%に次ぐ、低い水準を維持しています。
これまでの失業率の推移は、こちらでご覧いただけます。
《日本の完全失業率》
5月31日に公表された日本の4月の完全失業率は2.5%となり、前月(2.6%)から0.1%改善しました。改善は3か月連続です。新型コロナウイルスの影響が出始めた2020年3月以来の水準で、持ち直しがみられます。
これまでの失業率の推移は、こちらでご覧いただけます。
《4月の新設住宅着工戸数》
5月31日に公表された4月の新設住宅着工戸数は7万6179戸(年率換算88万3000戸)となり、前年同月比プラス2.2% 14か月連続の増加となりました。貸家が14カ月連続で増加しており、全体を押し上げました。
※各年、および各月の推移は、こちらで確認できます。